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なぜ沖縄が素晴らしいのか
2022年05月02日
沖縄へ来て21年になりました。
出会ってくださった方々に改めて深く感謝します。m(_ _)m
5月2日になると、いつもYおばあちゃんのことを思い出します。
2001年5月2日の昼ごろ、ジスタスというフィットネスクラブのオープニングスタッフとして働くために、私は千葉から沖縄へ移住してきました。
職場には、施設清掃のスタッフ(70歳超のおばあちゃん)がいるのですが、ジスタスがオープンしたばかりの頃、その一人、Yおばあちゃんに「お父さん、お母さんは元気ね?」と尋ねられました。
「父は元気ですが、母は大学卒業式の日に病死しました」と答えると、Yおばあちゃんは「田辺さん、苦労したんだねぇ」と涙ぐんでいました。
驚いたのは、その次の日から、Yおばあちゃんが私のために毎日お弁当をつくってきてくれるのです。
その日から結婚するまでの 4年間、毎日です!
お弁当をつくってもらい始めて数日後、私はなんだか申し訳ないような気がしていました。
それで、Yおばあちゃんに、「毎日つくってもらうなんて悪いから、それに、一人暮らしのアルバイト達がいるから、その子たちにあげて」と言いました。
すると、Yおばあちゃんは少しだけ怒ったように、「遠慮するんじゃない。私の息子は、東京の大学に入学して一人暮らしを始めたけれど、東京の暮らしになかなかなじめなかった。そんな息子のために、アパートの大家さんが毎日食事をつくってくれて、息子がすごく助けられたのよ。だから、私は今その恩返しをしているの」と話してくれました。
「そういうことなら」と、私は素直に喜んでお弁当をいただくようになりました。
2001年5月、オープニングスタッフとしてヤル気満々で来ましたが、支配人という重責や孤独感などから、「本当につらいなぁ」と思うことが何度もありました。
それでも沖縄で仕事を続けられたのは、Yおばあちゃんのような、沖縄の温かい人たちのおかげです。
「ペイ・フォワード」という映画があります。
親切なことをしてもらったら、その相手にお返しするのではなく、まったく関係ない3人の人に親切にしてあげるようにすれば、世界中に親切が広まると考えた子どもが、そのアイデアを実行していくという内容です。
その映画以来、ペイフォワードという言葉とその素晴らしい考えが欧米や日本にも広まっていきました。
Yおばあちゃんが私にしてくれたこともペイフォワードです。
私は沖縄に住んで気づいたことがあります。
Yおばあちゃんのように、沖縄の人には、「一番大切なことは、親切であり、助けあいであり、平和である」というマインドが根付いているということ。
だから、Yおばあちゃんは、ペイフォワードなんて言葉は知らないけれども、4年間毎日私にお弁当をつくってくれました。
まるで、それが当たり前であるかのように。
沖縄へ来て21年。
何より良かったことは、人との出会い。
この21年を振り返ってみると、素晴らしい人達に、本当に助けられてきました。
前職フィットネスクラブのスタッフ達
現在のメンタルスクールの生徒さん達
セミナー講演会にご参加くださった方々
もあいの仲間達
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そして、妻と妻の両親・姉妹家族
この21年間に出会ってくれた方々に、重ねて心より感謝申し上げます。
m(_ _)m
Posted by 沖縄メンタルトレーニング講師 田辺泰俊 at 17:18│Comments(0)