子どもの幸せを願うなら

2022年05月28日

子どもの幸せを願うなら

名実ともに世界NO.1のサッカークラブ「レアルマドリード」。

長男が通っていた、レアルマドリード・サッカースクールの方針が素晴らしい!ので、ここにシェアします。

--------------------------------
サッカーは楽しむためのもの、幸せになるためのものという全くブレないレアルマドリードの指導理念の根幹を、クラブチームでも体現するというものです。
コンセプトワードは「勝たなくても良いクラブ」。
子供たちは勝ちたいです。
その気持ちは究極に大切です。
なので、その気持ちのままで試合に臨んでもらいたいのです。
現実は違うことが多いのです。
「一番勝ちたいのはコーチ、監督」です。
子供たちは、コーチや監督の勝利への欲求を実現するための隊員になってしまいます。
コーチや監督は怒鳴り、子供たちは怖がります。
なので子供たちは、「勝ちたい!!」から「勝たなければいけない・・・」に気持ちが変わっていってしまうのです。
英語でいえば、【Hope】から【Must】になってしまうのです。これでは楽しいはずがありません。
何のためにサッカーをやっているのか、サッカーをやらせているのか?
毎週のように続く試合の連続のなかで、だんだんそれがわからなくなってきてしまいます。
テスト対策の直前の詰込学習のように、テストで良い点を取るための勉強を、つまり、目の前の試合に勝つための練習を、その都度その都度繰り返してしまいます。
勉強は決してテストのためではありません。
テストは自分の過程のチェックに過ぎません。
学習大国フィンランドでは16歳までテストはありません。
じっくり楽しく、思うように学習に取り組めるからです。
まだまだ先は長いはずです。勝たなければならないのはプロだけです。

--------------------------------

私は、小学生だった時、地域の少年野球チームに入っていましたが、野球を指導してくれる監督・コーチが怖すぎて、【Hope】から【Must】になってしまい、野球は二度とやりたくなくなりました。

問題なのは、そのような環境で育った人の多くが、大人になるとまた同様のことをしてしまうこと。

野球に限ったことではありません。

家庭で、学校で、【Must】ばかりを要求する大人たち。子供たちは、どんどん【Hope】を失っていきます。

【Must】ばかりを要求する大人たちの多くは、心から幸せな人生を歩むことができていません。にもかかわらず、〇〇しなければ不幸な人生になっちゃうよ!と脅しをかけてきます。

さらに厄介なことは、その大人たちは、自分のしていることが子供の【Hope】を奪っているという深い思慮なく、むしろ、子供のためだと思っていることです。

そうして【Hope】から【Must】への人生転換がなされるのです。

子供たちの幸せを願うなら、まず大人が、代々受け継がれてきた洗脳を脱して、【Must】から【Hope】への人生転換を果たし、自分が幸せな人生を歩めるようになることです。

それはつまり、子供や他人や出来事に依存せず、自分で自分を幸せにできるようにすることです。

そこから逃げてはいけません。

子供たちが『あなたのような、幸せな人生を歩める大人になりたい』と思う大人になることです。


田辺泰俊の最幸塾 イメージトレーニングと引き寄せの法則
↑ 期間限定 セミナー動画無料公開中! ↑

Posted by 沖縄メンタルトレーニング講師 田辺泰俊 at 14:11│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。